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更新日:2026年8月 · 読了時間:7分

滝グラフ(ウォーターフォールチャート)の作り方3つの方法

パワポで増減の内訳をきれいに見せるコンサル定番のチャート

滝グラフ(ウォーターフォールチャート)の作り方3つの方法

結論だけ知りたい方へ

「滝グラフ」はウォーターフォールチャート・ブリッジチャートとほぼ同じものを指す通称。PowerPointで作る方法は主に3つ(①Excelから積み上げ棒グラフを応用、②PowerPoint標準の株価チャート機能、③専用アドイン)。実務で頻度が高いなら、アドインが圧倒的に速いです。

3つの方法を比較する

滝グラフとは?呼び方の違いを整理

「滝グラフ」は、初期値から増減の内訳を経て最終値に至る過程を、まるで滝のように積み上がったり削られたりする棒で表現するグラフです。コンサルティング業界や経営企画資料では非常によく使われますが、呼び方が複数あるため検索時に混乱しやすいポイントでもあります。

英語では waterfall chart(ウォーターフォールチャート)、bridge chart(ブリッジチャート)と呼ばれ、日本語資料では「滝グラフ」「ウォーターフォール図」「増減分析グラフ」など、会社や資料の文脈によって呼び方が変わります。いずれも指しているグラフの構造はほぼ同じです。

典型的な使いどころは、売上・利益の期間比較(前年→当年の増減要因分析)、コスト削減の内訳、予算対実績のブリッジ分析などです。

滝グラフが向いている場面

  • 前期→当期の売上・利益の増減要因を要素ごとに見せたい
  • コスト削減施策のインパクトを積み上げで説明したい
  • 予算と実績のギャップを要因分解して報告したい
  • M&Aやシナジー効果を「積み上げ」の形で説明したい

PowerPointで滝グラフを作る3つの方法

方法1:積み上げ棒グラフ+透明化

最も原始的だが、追加ソフトなしで作れる方法です。積み上げ棒グラフを使い、「土台」となる系列を透明(塗りつぶしなし)に設定することで、各バーが浮いているように見せかけます。

  1. Excelで「開始値」「増加」「減少」「終了値」の補助列を作成する
  2. PowerPointに積み上げ棒グラフを挿入し、データを貼り付ける
  3. 土台となる系列(開始値の高さを支える部分)を選択し、塗りつぶし・枠線ともに「なし」に設定する
  4. 増加・減少・合計の各系列に色を付け、必要に応じてデータラベルを追加する

メリット

  • 追加ソフト・費用が一切不要
  • PowerPointの標準機能だけで完結

デメリット

  • 補助列の計算が煩雑でミスが起きやすい
  • データが変わるたびに手動で再計算が必要
  • コネクター線(前のバーから次のバーへの接続線)は基本的に自分で描く必要がある

方法2:PowerPoint標準の「等高線 / 補助線付き積み上げグラフ」を応用

近年のPowerPointには、株価チャートのテンプレートや一部のグラフスタイルを流用して増減を表現するテクニックがあります。方法1よりは見た目を整えやすいものの、それでも「滝グラフ専用テンプレート」ではないため限界があります。

  1. 挿入 → グラフ → 縦棒(積み上げ)を選択
  2. 系列オプションで間隔をゼロに近づけ、各バーを隣接させる
  3. 接続線を手動のコネクターオブジェクトで追加する
  4. 合計バーだけ色を変えて視認性を高める

メリット

  • 方法1よりはややグラフらしい見た目になる
  • 追加費用は不要

デメリット

  • やはり手動調整が多く時間がかかる
  • スライドごとに微調整が必要で再利用しにくい
  • 細かい増減が多いと崩れやすい

方法3:専用アドイン(think-cell / ThinkLite など)

コンサルティングファームや経営企画部門で最も一般的なのが、滝グラフ専用の機能を持つPowerPointアドインを使う方法です。データを入力するだけで、コネクター線・合計バー・色分けが自動で生成されます。

  1. アドインをインストールし、PowerPoint上でウォーターフォールチャートのテンプレートを選択
  2. 表形式でデータ(項目名・増減値)を入力する
  3. 自動でバー・接続線・合計行が生成される
  4. 色・ラベル位置などをテンプレート機能で一括調整する

メリット

  • 数分で完成し、データ変更にも自動で追従
  • コネクター線や合計計算を手動で気にする必要がない
  • 資料全体のフォーマットを統一しやすい

デメリット

  • think-cellは年間契約のみで初期コストがかかる
  • 無料ではないため、頻度が低いなら方法1・2で十分な場合もある

3つの方法を比較

方法作成時間の目安再利用のしやすさこんな人向け
①積み上げ棒グラフ+透明化1枚あたり20〜40分低い(毎回手動調整)たまにしか作らない・費用をかけたくない人
②標準グラフの応用1枚あたり15〜30分低〜中①より見た目を整えたい人
③専用アドイン1枚あたり2〜5分高い(テンプレート化)頻繁に作成する・資料の統一感を重視する人

アドインを使うなら:think-cell と ThinkLite の違い

滝グラフ機能を持つアドインの代表格がthink-cell(シンクセル)です。高機能ですが年間契約のみで、1シートあたり年間 約$249〜と個人には負担が大きめです。

ThinkLiteは同じくウォーターフォールチャート・整列機能をカバーしつつ、月額$10〜から利用でき、月払い・年払いを選べます。滝グラフをたまにしか作らない人にも導入しやすい料金設定です。

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よくある質問

滝グラフとウォーターフォールチャートは同じものですか?

はい、基本的に同じグラフを指します。「滝グラフ」は日本語での通称、「ウォーターフォールチャート」は英語 waterfall chart の直訳です。資料や会社によって呼び方が異なるだけで、構造は同じです。

ブリッジチャートとの違いは何ですか?

ブリッジチャート(bridge chart)もほぼ同義で使われることが多い呼び方です。厳密な業界標準の使い分けはなく、「期間比較の橋渡し」を強調するときにブリッジチャート、視覚的な滝のイメージを強調するときに滝グラフ・ウォーターフォールチャートと呼ばれる傾向があります。

Excelだけで滝グラフを作ることはできますか?

できます。Excel 2016以降は「ウォーターフォール」グラフの種類が標準搭載されています。ただし、PowerPoint資料に貼り付けた後の細かいデザイン調整(コンサル資料らしいフォーマット)は別途必要になることが多いです。

無料で滝グラフを作る一番簡単な方法は?

追加費用をかけたくない場合は、積み上げ棒グラフ+透明化の方法(方法1)が最も手軽です。作成頻度が高い場合は、時間コストを考えると専用アドインの方がトータルで安く済むケースもあります。

滝グラフを頻繁に作る場合、どのツールがおすすめですか?

週に数回以上作成するなら、think-cellまたはThinkLiteのような専用アドインの導入がおすすめです。特に個人・フリーランスで料金を抑えたい場合は、月額$10から使えるThinkLiteが選択肢に入ります。

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